養苗事業
苗木の生産
佐伯管内の苗木供給は、長年一大産地である宮崎県に依存してきました。しかし近年九州各県においても主伐が進み、再生の糧である苗木不足が深刻な問題となってきました。苗木生産者も、高齢化により増産が厳しい状況の中、再造林を推進するため、当組合自ら新生産方式によるスギコンテナ苗生産に着手しました。自らが生産に取り組み、苗木の安定供給への道筋を付け、生産技術を確立し組合だけの生産ではなく、地域の森林所有者等に生産技術の普及を図ることを目的として苗木生産に取り組んでいます。
Mスターコンテナ苗
佐伯管内での苗木生産はMスターコンテナ苗を採用しています。
宮崎県が開発したシート状の容器に培地を入れ育苗するもので、育苗中でも根の張り具合など途中経過が観察しやすく、植栽後の活着が良いところが特徴です。
(南部地域苗木生産者協議会)
佐伯管内で苗木調達体制の構築をするため、苗木生産に取り組んでみたいという人に呼びかけ平成26年に南部地域苗木生産者協議会が設立しました。
会員数24名(令和5年3月時点)
年 度 | 出荷実績(本) | 内組合出荷実績(本) |
平成30年度 | 98,364 | 22,770 |
令和元年度 | 116,332 | 27,100 |
令和2年度 | 163,350 | 27,290 |
令和3年度 | 249,760 | 59,340 |
令和4年度 | 300,070 | 41,370 |
~養苗事業現場~